機械にとって不合理な心は人間の重要な構成要素

人間の非常に複雑な脳は、長い年月にわたる紆余曲折を経てできたものだ。脳科学がその複雑な仕組みを解明しようとしてきた一方で、1950年代に始まった人工知能研究は、人間のような知的な活動ができる機械を生み出そうとしてきた。21世紀に入り、人工知能は急速に進歩しているが、人工知能は人間に取って代わるわけではない。人間が持つ「心」や「感情」は人工知能にとって不合理だが、社会においては重要な構成要素であり続ける。

甘利 俊一(理化学研究所 脳数理研究チーム シニア・チームリーダー)

人間の脳を形成する1000億個のニューロン

―人工知能が急速に発達していますが、脳の仕組みには、機械では置き換えられない部分もあると思います。

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