2016年12月号

起業スピードを倍速に

10スタートアップ プロジェクト研究のアウトライン

岸波 宗洋(事業構想大学院大学教授、事業構想研究所所長)

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10スタートアップ プロジェクト研究のアウトライン

事業構想大学院大学附属の事業構想研究所では、「10スタートアップ・プロジェクト研究」と題して、起業家や個人投資家の育成支援を行っている。既に、1期目のプロジェクトが無事終了し、14名の起業家と4名の投資家によって様々なビジネスモデルが議論された。

現在は2期目を募集中であり、起業を前提としたビジネスモデルの画策を行っている諸氏、投資事業の選定を行なっている個人投資家諸氏は、奮ってご応募頂ければ幸甚である。

詳細はこちら

10スタートアップとは、文字通り10人の起業家の育成、ビジネスモデル支援を行うことを前提としている。新規事業や会社を可及的速やかにローンチ(上梓)するためには、周囲の支援が必要不可欠であり、特に持続的成長性を見込めるビジネスモデルにおいてはローンチスピード自体が競争優位の礎となる。 既に暗黙知として構想されたビジネスモデルを参加者が持ち込み、その評価を個人投資家や事業構想大学院の教授陣が行う。一見、極めてシンプルなやりとりだが、暗黙知を正しく形式知化するとともに、形式知をさらなる形式知に引き上げるための場として、プロジェクトが機能することが基本形だ。

そして、そこに集う起業家と個人投資家の様々なケミストリーを画策するのも、プロジェクトの本質的機能である。参加者は全員がプロフェッションであり、他者に供するベネフィットを有している。それをどのようなアルゴリズムでビジネス化するのか、についても議論を行い、必要に応じてプロジェクト内でのアライアンス関係や、共同事業者としての立て付けを行う。

ビジネスの可能性は、起業家が考えるたったひとつのアイデアに終始しない。その場の閃き、洞察によって大いなる気付きを得て、さらに高みを目指す。それは収益の最大化であり、社会的価値の最大化にもつながる有為のブラッシュアップである。

1期目の参加者は多種多様であった。会社経営者、現役の医師やコンサルタント、メーカーエンジニア、ITエキスパート等、プロフェッションを持ち得る人材の宝庫となった。彼らは、お金の嗅覚鋭い個人投資家の意識に触発され、自身のビジネスポテンシャルを3ヶ月~半年にわたり研ぎ続けるのである。

今、起業家として希望を持つ方々は、この機会を活用して自身の夢を実現させる足がかりにしてほしい。そして、今、個人投資家として事業や人を育てたいと考える皆さんは、この機会を活用して、投資家としての社会的アイデンティティを獲得してほしい。そんな皆さんとお会いできることを心待ちにしている昨今である。

「10スタートアップ・プロジェクト研究」の説明会についてはこちら

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