2015年10月号
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プロジェクトニッポン 徳島県

「草野球の聖地」を目指せ 阿南市「野球のまちづくり」で大成功

田上重之(阿南市野球のまち推進監)

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阿南市は2007年の野球スタジアム竣工を契機に、「野球のまちおこし」を推進。独自の野球観光商品を企画し、全国から草野球チームを誘致するなど、地域が持つ強みを活かして、市の経済活性化に成功している。

JAアグリあなんスタジアムでの還暦野球大会。阿南市には還暦野球のチームが多く、それら野球文化が事業への礎となった

「野球でまちおこしをする」。そのようなテーマを聞くと、プロ野球のキャンプや公式試合の誘致を考えがちであるが、阿南市が取り組んでいる「野球のまち推進事業」は実にユニーク。経済効果の面でも着実な成果を上げていることから、地域活性化事業の成功例として注目を集めている。

プロ野球ではなく、あえて市民球団を誘致

阿南市野球のまち推進課の初代課長であり、2013年4月から野球のまち推進監を務めている田上重之氏は、野球を通じて阿南市を盛り上げた立役者である。

田上重之 阿南市 野球のまち推進監

「もともと野球が好きで、全日本早起き野球協会の事務局長をするなど40年間野球に関わってきました。JAアグリあなんスタジアムが2007年に完成することが決まったとき、この施設をフルに活用し、野球でまちおこしをできないかと考えたのです」

そのころ、長野県上田市では野球を観光産業と捉え、「おとうさんの甲子園・全日本生涯野球大会」を開催し、経済・観光振興が図られていた。2004年に市長とともにその様子を視察した田上氏は、阿南市でも野球で人を集められると確信する。

「阿南市は野球の盛んな地です。しかもその特徴は40歳以上の中高年プレーヤーが数多くいること。還暦を越えた選手で構成されているチームが当時市内に10もありました。全国的にも、一つの市にこれだけのチームが存在するのは珍しい。そこで、西日本生涯還暦野球大会を球場完成翌年の2008年に阿南市に誘致できないかと考えたのです」

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