英語がひらく被災地の未来 復興へ「世界70億人」とつながる

「被災地の復興のためには、世界70億人に目を向けなくてはならない」そうした思いから、コンサルタントの古森剛氏は、陸前高田市で英語音読会を毎月開催。それは、地域を少しずつ変え始めている。

古森氏は、陸前高田で毎月1回、英語音読会を開催。個々人の英語レベルに合わせ、マンツーマンでコーチングセッションを行っている

岩手県陸前高田市では、震災後の2011年11月から現在に至るまで、毎月1回、「英語音読会」が開かれている。この音読会を始めたのは、古森剛氏。コンサルティング会社・CORESCOの代表を務めながら、音読会を運営する一般社団法人「はなそう基金」の代表理事を務めている。

古森氏は、グローバルに展開するコンサルティング会社・マーサージャパンの元代表であり、世界を舞台に活躍したキャリアを持つ。ビジネスのプロフェショナルである古森氏が、陸前高田で英語学習の支援を続けるのは、「海外の人とつながることが、復興には不可欠」との思いからだ。

「被災地に限らず、地方の経済は疲弊していています。被災地も、震災前の状態に戻すだけでは、根本的な解決につながりません。復興のためには、国内1億2000万人ではなく、世界70億人に目を向けるべきです。そのためのツールが、英語なのです」

古森 剛(一般社団法人 はなそう基金 代表理事、CORESCO 代表取締役、マーサージャパン シニア・フェロー)

世界に開かれた日本の田舎へ

古森氏は音読会を開始してすぐの時期に、「10年間、毎月開催する」ことを宣言。月に一度とはいえ、10年間、毎月、陸前高田に通うのは楽なことではない。

音読会をやることで古森氏が伝えたいのは、「理不尽な状況から脱するには、自分で努力するしかない」こと。そう言っている以上、自分自身も、継続に努力するのが当然と覚悟を決めたのだ。

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