2014年7月号
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地域未来構想 青森県

データで見る青森県

月刊事業構想 編集部

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農林水産資源が豊かで、自然や文化にも恵まれる青森県。北海道新幹線の開業など、県をとりまく環境には変化も見られる。県の実力と今後の可能性はどうか。統計やランキングなど、さまざまなデータから分析する。

人口

135万5335人(2014年5月1日現在)

面積

9644.70平方km

年平均気温

11. 1度(県庁所在地、全国3位の寒さ)

年間雪日数

111日(全国2位)

県内総生産(実質)

4兆7362億円(+2.9%、2012年度県民経済計算速報)

1人当たり県民所得

240万円(2012年度県民経済計算速報)

観光入込客数(実人数)

1388万人(+4.4%、2012年)

豊富な地域資源

青森は、大きく西部の「津軽地方」、東部の「南部地方」に分けられ、環境や文化、地域性が大きく異なる。それぞれ自然や食、祭りなどで独自資源を持ち、この多様性が青森の大きな魅力となっている。

(1)大間のまぐろ

まぐろの最高級ブランドで、1億円以上の値がついた例も。観光地としても発展

(2)恐山

日本の三大霊場の一つ。イタコが有名だが、精進料理や温泉も魅力

(3)三内丸山遺跡

県内3000以上の縄文遺跡が存在。三内丸山遺跡は面積35haと日本最大級

(4)青森県立美術館

県内外、海外の有名美術品を展示。奈良美智作「あおもり犬」も有名

(5)ねぶた祭

毎年8月、約300万人が訪れる青森最大の祭り。20数台の大型ねぶたが出陣する

(6)最終氷期埋没林

つがる市で2万8000年前の地層から発見。長さ1kmと世界最大級の埋没林

(7)白神山地

日本初の世界自然遺産。世界最大級のブナ原生林に500種以上の動植物が生きる

(8)弘前公園の桜

50種2600本の桜が咲き誇る。日本最古のソメイヨシノも存在

(9)田んぼアート

色の異なる稲で巨大な絵を描く。田舎館村のまちおこし策で93年にスタート

(10)奥入瀬渓流

14.2kmに渡る渓流は新緑・紅葉の名所。十和田八幡平国立公園に属する

(11)ガーリックセンター

にんにくに特化した日本唯一の観光施設。にんにくアイスなど加工品も販売

(12)八戸館鼻岸壁朝市

全国有数の漁港の朝市には400軒超の出店があり、早朝から約3万人が訪れる

北海道新幹線の開業...
津軽観光の成否を握るのは「人」

嶋田 淑之(自由が丘産能短大・教員、文筆家)

 

 

2015年度末の北海道新幹線の開業は、新設される奥津軽駅(仮称)を起点に津軽半島観光に新しい未来を切り開くだろう“。日本の原風景”と評される厳しくも美しい自然など、観光資源には事欠かないが、「通年観光」実現を目指すならば、最大の切り札になるのは「人」だ。

 

旅館の女将、飲み屋の大将、土産物屋のオバちゃん、路線バスやタクシーの運転手さん、観光案内所のお嬢さん...など、誰でもよい。「~に行けば、またあの人に逢える」と思われるようになるか否かがカギとなる。

 

“陸の奥”という特殊な地理的要因ゆえに、津軽弁をベースに、日本の他地域とは一線を画す独自の文化を形成してきた津軽半島。そうした歴史に裏打ちされた「津軽人」のキャラクターは、文豪・太宰治を例に挙げるまでもなく、総じて濃い。しかも、どこまでも正直で世話好きときている。だからこそ、この地では「人」の魅力に無限の可能性がある。

 

「津軽半島観光コンシェルジュの会」で人材育成も進んでいるが、たとえばの話、「津軽百人衆」のような形で観光関連諸分野に名物男・名物女が現れるならば、それ自体が、通年の観光資源になろう。いや、むしろ、濃密な触れ合いを求めてオフシーズンにこそお客が来るに違いない。

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