2018年4月号「SDGs×イノベーション」完売!
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「管理型」行政から「経営型」行政への転換を掲げる弘前市の葛西市長。PDCAサイクルを回して市政運営を見える化し、住民を巻き込むことで、地域の創造力を飛躍的に高めた。経営型行政の真髄とは。
葛西 憲之 弘前市長
──「経営型」行政とはどのような仕組みですか。
私は市長就任半年後、「これからの弘前をどうしたいのか」というビジョンを『弘前市アクションプラン』として策定し、市民に公表しました。
そのプランを市民と協働で進めるために導入したのが「PDCAサイクル」によるマネジメントシステムです。市民と対話を重ねながら、プランを着実に実行し、自己評価や第三者評価によってしっかりと検証する。その結果を踏まえて改善を行い、再び計画に反映する。こうすればプランは常に進化、成長していきます。そして、そのプロセスと成果が市民に見えるように市政を展開し、市民の意見やアイデアを広く受け入れ、具体化してきました。
PDCAの循環効果で、誰もが地域のことを考え、提案や提言をしやすい土壌ができた。これこそ「(地域)経営型」行政の真骨頂であり、この4年間で、弘前市の「地域力」や「市民力」は確実に高まったと実感しています。
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