スマホで実現 奥の細道で健康に

健康志向の高まりを受けて、手軽に取り組めるウォーキング愛好者が増えている。そうした背景を踏まえ、スマホを使ったウォーキング推進事業を開始したのが、栃木県大田原市だ。医療費の抑制にもつながると期待を集めている。

実際の歩数に合わせて市内の名所旧跡巡りや「奥の細道」などの仮想の旅を体験したり、体重や血圧を記録しながら健康状態をチェックしたり――。

市民が自発的にウォーキングに参加でき、継続的な健康づくりに取り組むために、栃木県大田原市では、2013年5月にウォーキング推進事業「めざせ300万歩」を開始した。

仕組みはいたって簡単。手持ちのスマートフォンに無料の専用アプリをインストールするだけだ。自動的に歩数を記録でき、日・週・月ごとのウォーキング状況がグラフ表示され、歩数ランキング情報なども盛り込まれるなど、楽しみながら続けられる工夫が施されているのが特徴だ。

スマホ活用で幅広い参加者

全国の自治体に先駆けていち早く導入を決めた大田原市の津久井富雄市長は、「市が主催する従来のウォーキングイベントは、どうしても健康に関心の高い参加者に偏ってしまううえ、一過性で習慣化されにくいという課題がありました。しかし、急速に普及しているスマートフォンを使った仕組みなら、市民が自分の都合に合わせて、いつでもどこでも実施できるので、より幅広い層の参加者が見込めます」と狙いを語る。

津久井 富雄 大田原市長

今回、同事業で導入したスマートフォンアプリは、富士通のからだライフウォーキングサポート「スマホ歩数計」。同社は、もともと健康支援サービスの一環としてアプリを開発していたが、大田原市からの依頼で約10ヵ月間協議を重ねながら大田原市バージョンを誕生させた。

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