ツルハ・ウエルシア統合で売上2.3兆円 巨大ドラッグチェーン誕生へ

(※本記事は「食品新聞」に2025年4月14日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

左から吉田昭夫社長、鶴羽順社長、桐澤英明社長
左から吉田昭夫社長、鶴羽順社長、桐澤英明社長

ドラッグストア大手のツルハホールディングスとウエルシアホールディングスは、イオン主導のもとで統合し、売上高2兆3000億円超、約5600店舗の圧倒的な業界No.1を実現する。6年後の目標として2032年2月期に売上高3兆円、営業利益2100億円、営業利益率7%を掲げた。両社は商品調達や物流などでスケールを活かしたシナジーを追求するとともに、イオンのプライベートブランド(PB)「トップバリュ」を中心とした食品カテゴリーを積極的に導入、強固な「ドラッグ&フード」の確立を目指す。

「1兆円でも競争力が不足」

4月11日にイオンの吉田昭夫社長、ツルハHDの鶴羽順社長、ウエルシアHDの桐澤英明社長が出席して記者会見を開催した。昨年2月に資本業務提携契約を締結して以降、具体的な方法や条件などを検討・協議してきたもの。12月1日を効力発生日としてツルハHDがウエルシアHDを完全子会社化する。イオンはツルハHDの株式を追加取得し、来年1月までに議決権割合で50.9%を目指す。ツルハHDは上場を維持し、ウエルシアHDは上場廃止となる。

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