2014年4月号
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地域未来構想 宮城県

学びと雇用の場を創造する

立花貴(Sweet Treat311代表理事)

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東日本大震災で甚大な津波被害を受けた石巻市雄勝町。人口の8割が流出した街で住民が立ち上がり、新たな交流を生み出すための学校再生プロジェクトが進んでいる。

雄勝学校での修復・改修作業

廃校を滞在型学習施設に

リアス式の美しい三陸海岸に面した雄勝町。東日本大震災では大津波で町の約7割の建物が倒壊、約250名もの貴い命が奪われた。震災前、4,300人だった人口は、約4分の1の1,300人にまで減り、人口流出が深刻な問題となっている。

そんな中、診療所医師や役場職員、漁師などの地元住民と、雄勝町を中心に子どもたちへの体験型教育支援を行う公益社団法人「Sweet Treat311」が協力し、2013年4月、「ぬくもり実行協議会」を結成。廃校となった小学校を再生し、環境教育や農林業体験のできる新たな施設として整備、町に新たな交流を生みだす「雄勝学校再生プロジェクト」を立ち上げた。

プロジェクトの舞台となるのは、2002年3月で廃校となった、旧桑浜小学校。築90年、雄勝硯を使ったスレート屋根が特徴的な木造校舎だ。修復・改修し、新たな複合施設として2014年の開設をめざす。

Sweet Treat311代表理事 立花貴氏

「旧桑浜小学校は地元住民にとても愛されていた小学校でした。雄勝湾を見下ろす高台にあるこの校舎が、築90年も経ちながら、震災にも倒壊せずに残った。この場所を、たくましく生きる力を育む学びの場として再生したい」と、Sweet Treat311代表理事の立花貴さん。

新しい施設では、全国の子どもを対象に、豊かな自然の中で行う農林業体験や、雄勝硯を使った伝統工芸体験、タブレットを活用したドキュメンテーション(映像・編集)やデザイン、プログラミングなどのITプログラムなどを提供していく。

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