「光り輝く千葉」へ 陸海空のインフラ活用
東京湾アクアラインや圏央道、成田国際空港など、充実したインフラを誇る千葉県。この強みを活かした企業誘致や地域活性化の取り組みが本格化してきた。森田健作知事のもと、千葉県は首都圏と日本をリードする地域を目指していく。
─千葉の強みとポテンシャルについて、どのように認識していますか。

千葉県は、我が国の空の玄関である成田国際空港、千葉港、世界最大規模の京葉臨海コンビナートなどの優れた産業基盤を有します。また、温暖な気候や自然環境にも恵まれ、農業、水産業、工業、商業のいずれにおいても全国上位に位置する、産業のバランスのとれた県です。幕張メッセ、東京ディズニーリゾートなど日本を代表する施設も数多くあり、年間1億3千万人以上が訪れる観光県でもあります。
さらに、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)については、今年4月の東金から木更津間の開通で、千葉県区間約95キロメートルの約7割にあたる約66キロメートルが供用され、東京湾アクアラインから松尾横芝インターチェンジまでが直結しました。今後の全線開通により、圏央道は東京湾アクアラインと一体となって成田・羽田両空港をつなぎ、首都圏全体の連携強化や物流の効率化などに大きく貢献するはずです。千葉県のポテンシャルはますます高まると期待しています。
首都圏と日本をリード

─10月には新しい総合計画を策定しました。千葉県の将来像をどう見ていますか。
千葉県は、首都圏の業務機能の一翼を担う拠点として戦後の日本の成長を支えてきました。そして現在、我が国が国際競争力の強化を図ろうとしている中で、首都圏の担う役割はますます重要になっています。
千葉県も、多様な産業集積や豊富な地域資源を十分に活用するとともに、これまで整備を進めてきた成田をはじめとする拠点の効果を県内各地域に波及させ、地域の強みに磨きをかけることが求められます。県全体の活力を高め、さらに外に向かって千葉の魅力を積極的に発信することで、首都圏、ひいては日本の競争力強化に貢献していかなければなりません。
今年10月に策定した新しい総合計画「新 輝け!ちば元気プラン」では、そうした役割を果たす千葉県の姿をイメージして、首都圏と日本をリードする「日本一の光り輝く千葉県」を目指しています。
計画の推進にあたって、9月に開催が決定した2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功に協力し、開催効果を千葉の発展に結び付けることができるよう、力いっぱい取り組んでいきます。
─優先して取り組む事業は何ですか。
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