陸・空・海路を円滑に整備

熊本県が進めている"アクション・アジア"とは、アジアの成長圏との連携を強化して、アジアの中で存在感を示すこと。その一部である航路、空路、陸路の施策について伺った。

90分構想と関連し、整備される大矢野バイパス。九州本島と天草地域を結ぶ唯一の道路、国道266号が、渋滞に加え、現在の天門橋が老朽化しているため、新天門橋架橋を含めたバイパス化が計画された。写真は整備後のイメージ

アジアをつなぐ航路と空路を拡充これからの時代、アジアの成長圏とのつながりなくしては、さらなる経済発展はのぞめない。そこで熊本県では"アクション・アジア"と銘打ち、貿易の拡大や県内事業者の海外展開の支援、観光客誘致など「アジアに打って出る」「アジアから呼び込む」といった両面から、アジアとつながる構想を打ち立てた。数ある施策がある中で注目したいのが、熊本港や八代港を活用したポートセールスの強化だ。昨年10月、熊本港にコンテナ積み降ろしのためのガントリークレーンを設置したのを機に、知事によるトップセールス、県、港湾関係者、関係企業一体の働きかけにより、平成24年12月から熊本港において釜山からの国際コンテナ定期航路が週1便から2便に。また、6月には八代港においても週2便が3便に増便した。こういった動きを見据え、「くまもと県産木材輸出促進協議会」も立ち上がり、韓国、台湾、中国など新たなマーケット開拓に向け市場調査を行っている。

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