「こだわり」の追求が、世界への活路を開く
なぜ、京都からは数多くの個性的な企業が誕生するのか。ワン・トゥー・テン・ホールディングス・澤邊社長、はてな・近藤社長、ゆめみ深田社長の3人が、京都の魅力と世界に向けた飛躍の可能性を語り合う。
澤邊 京都でウェブプロダクションを立ち上げて感じたのは、京都は芸大が集積していて、デザイナーがたくさんいるので、人材を採用するのに有利なこと。
それに、京都には歴史のある小さな会社も多く、大企業と仕事をするのが難しい駆け出しの会社のときでも、営業はやりやすかった。
近藤 僕は一度、東京に本社を移したけど、今は京都に戻した。それは、世の中にないような新しいウェブサービスを作るために、集中して考えられる環境が京都にはあるから。東京は人が多いし、情報も多い。トレンドがあって、みんながソーシャルゲームの流行に目を奪われていたりする。京都で東京のコピーをやろうという発想にはならない。京都のほうが、「それもありなんだ!」という驚きのあるサービスを生み出せる。
経済合理性を超えなければ感動は生まれない
深田 東京には、どこか本物感がないように感じる。京都は街を歩いていても、伝統のある歴史的なものが普通にあって、後から「実はこれはすごいものなんだ」と気付くことも多い。いい意味で、時間の洗練を受けたものが、日常の中にある。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り86%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。