味の素 「SIIDA」でかつお節の魅力発信 手仕事ならではの職人の手間と情熱

(※本記事は「食品新聞」に2025年1月15日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

村瀬健哉マネージャー
村瀬健哉マネージャー

かつおの魚肉を煮詰めて乾燥させた日本古来の伝統食「かつお節」。様々な食品に使われる「だし」は、このかつお節を煮出して作られる。だが「若年層はかつお節の作り方を知らない」と、かつお節を使った新しいだしパック「SIIDA(シーダ)」を提案する味の素の村瀬健哉ブランドマネージャーは嘆く。

同社は、からかつお節の製法や燻し方による味わいの違いを楽しめるだしパックの新製品「SIIDA」(焚、燻、酵)を4年半かけて開発し、昨年11月からD2Cサイト(AJI MALL)限定で発売した。商品名は、新たな「だし」の魅力を伝えようと二文字を逆さにして名付けた。

かつお節には、水揚げしたかつおを煮て、燻製と休憩を繰り返す「荒節」と、カビ付けと天日干しした「枯節」の2種類があり、「枯節」は水揚げ、生切り、煮熟、燻製、カビ付け、天日干しなど様々な工程を経て完成する。そこで味の素は、「かつお節の製造過程や職人の想いを知り、だし文化の奥深さに興味をもってほしい」とプロモーションサイト「空想だし料理店SIIDA」を立ち上げた。

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