宇宙ロケット開発のAstroX シリーズA総額23.2億円を資金調達
気球を用いた空中発射(Rockoon方式)による衛星軌道投入ロケットを開発するAstroX(福島県南相馬市)は、シリーズAラウンドのセカンドクローズとして、One Capital、インクルージョン・ジャパン、エンジェル投資家を引受先とした第三者割当増資を実施したと発表した。これによりシリーズAの調達総額は23.2億円となった。
現在、日本国内では小型衛星を宇宙に運ぶロケットが不足しており、国内の小型衛星のほぼ全てを海外ロケットに依存している。AstroXはこの課題に対し、Rockoon方式による低コスト・高頻度・即応型の打ち上げ実現を目指している。
2025年12月には、同社初のランチャー実験に成功。自社設計のロケット架台であるランチャーの性能試験で、ダミーロケットの分離に成功した。この成果を踏まえ、今後はロケットの空中発射や大型気球の運用へと開発フェーズを進める計画だ。
調達した資金は、2026年内の宇宙空間到達を目標としたRockoonの開発投資と人材採用の強化に充てる。AstroXは「宇宙開発で"Japan as No.1"を取り戻す」をビジョンに掲げ、2022年5月に設立された民間宇宙スタートアップ(関連記事)。
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