T-ICUの遠隔集中治療モニタリングシステム NEDO事業TRYに採択

遠隔ICUサポートサービスを展開するT-ICU(月刊事業構想2019年9月号参照)は、自社プロジェクト「スコアに基づく遠隔集中治療モニタリングシステム」が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の、2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/経済構造の転換に資するスタートアップの事業化促進事業(TRY)」に採択されたことを2021年8月6日に発表した。2021年8月から2022年7月末までの事業を行う。

T-ICUは、集中治療医・集中ケア認定看護師のチームを擁し、病院向けに専門性の高いサポートを提供する日本で唯一の事業会社。今回採択された事業は、複数の集中治療室の入室患者を外部施設から管理することで、遠隔から現場の医療者を支援をするシステム。外部の医師・看護師が分析処理されたスコアを確認し、早期治療介入や運用プロセスの改善を行うことで、労務効率改善と患者予期改善を実現することを目指す。

また、事業の成果と通信技術を組み合わせた遠隔ICUシステムの導入を目指す実証実験を、NTT西日本とさくら総合病院と実施する。