ピクスタ 創造力つなぐプラットフォーム デジタルで才能を活かす

2005年に設立、今年20周年を迎えるピクスタ。クリエイターの才能を世界へとつなぐプラットフォームを展開するなど、社会に新たな価値を提供し続けている。時代の変化に応じ、積極的に新分野に進出。AIの発展に必要な機械学習用データ提供や、新生児や家族写真の出張撮影なども手掛ける。

古俣 大介
(ピクスタ 代表取締役社長)

時代に合わせたビジネスモデルで
社会に価値を提供し続ける

2005年の設立から、才能を持つ人とそれを活用する人を結び付けるクリエイティブ・プラットフォーム事業を展開してきたピクスタ。同社社長の古俣大介氏は、自身もクリエイティブな活動やコンテンツを生み出すことが好きだと話す。そして「埋もれた才能に光を当て、社会・世界につなげることで、クリエイター自身の自己実現や喜び、作品を利用する側の感動を生み出し、世界をポジティブにしたいという想いがありました」と振り返る。

創業当時はちょうど、デジタル一眼レフカメラが大ヒットした頃。アマチュア層の撮る写真が多くネットに投稿されていたが、そうした作品や才能を生かせるサービスや場がなかった。

「プロ・アマ問わず、撮影した写真を販売でき、自分の作品が評価・活用されるような場を創りたいと、デジタル素材マーケットプレイス『PIXTA』を開設したのが始まりでした」。

インターネットが普及し、ウェブサイトを通じた情報発信が増えるなか、「PIXTA」は順調に規模を拡大していった。現在、写真の売り手は40万人台、買い手は60万人台、年間で数百万点の画像・動画が取引されている。日本最大規模のデジタル素材プラットフォームとなっている。

「現状は、クリエイティブ分野かつビジュアル分野に特化して事業を展開していますが、それに限らず『才能をつなぎ、世界をポジティブにする』という理念を実践するようなビジネスモデルを時代に合わせて作りだし、社会に価値を提供していく会社です」。

現在、「PIXTA」 のほか、好きな時に好きな場所でプロに撮影を頼める家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa」、法人向け出張撮影サービス「PIXTAオンデマンド」、完全オーダーメイドのビジュアル制作「PIXTAカスタム」等のクリエイティブ・プラットフォームを展開する。

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