創業400年を見据え、攻めの基盤を固める 海外と新事業で次の成長へ
創業360周年の節目に、ユアサ商事は「YUASA」へ商号を変更した。売上の9割以上を国内が占める同社は、海外展開の強化と、「つなぐ」から「つないで価値をつくる」複合専門商社グループへの転換を図る。創業400年を見据えた新長期ビジョンと新中計の狙いを、村山英明社長に聞いた。
村山 英明 YUASA 代表取締役社長CEO
2026年4月1日、工作機械・住環境機器などを幅広く取り扱う複合専門商社のユアサ商事株式会社は「株式会社YUASA」へ商号を変更した。創業360周年の節目に、創業400年を見据えた決意を込めた。
「『商事』を取ったのは、卸売からより幅広い事業への展開のため。アルファベットにしたのは、グローバル展開を強化するという社内外へのメッセージです」。同社社長の村山英明氏は変更の意図を説明する。
「商事」を外し海外市場へ
事業の構造転換に踏み出す
360年の歴史を持つ同社は、事業・社名ともに時代に合わせて変えてきた。「だからこそ脈々と生き続けてこられたのでしょう」と村山氏は分析する。今回の大きな変化の核は海外展開だ。YUASAの事業は現在、9割以上を国内が占めている。今後、人口減少が続く日本では、市場の縮小は避けられない。さらなる成長の余地がある海外市場の開拓に着手していく。
新長期ビジョン「YUASA vision 370」は、創業370周年となる2036年3月期に経常利益300億円以上、ROIC10%以上、海外売上高1000億円以上を目標として掲げる。その前半5年を担う新中期経営計画「Reborn 2031」のテーマは「攻めるための基盤強化」。2031年3月期に経常利益200億円以上、ROIC8%以上、海外売上高400億円以上を目指す。「我々にとってはかなり高いハードルを、自らに課したつもりです」と村山氏。
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