持続可能な農業へ基準を刷新 パルシステムが農薬削減と生産者負担軽減を両立
(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2026年9月28日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
パルシステム生活協同組合連合会は、独自の農産物栽培基準「エコ・チャレンジ」を改定。10月から新基準に沿って栽培された青果の供給を開始する。
深刻化する気候変動や生産者の高齢化などの厳しい環境のなか、持続可能な生産を未来へつなぐため、削減目標とする農薬などの基準を変更した。食の安全を願う利用者が、生産現場の現状と信念を持ち環境保全型農業を推進してきた生産者の思いを理解し、環境保全と生産現場の持続可能性を両立する基準へ刷新する。
パルシステムは、化学合成農薬や化学肥料の使用を各都道府県の慣行栽培基準の半分以下に抑え、独自の「削減目標農薬」の不使用を原則とする「エコ・チャレンジ」基準を設けている。しかし近年、急激な温暖化による雑草の繁茂や病害虫の多発、農業従事者の減少と高齢化により、これまでの栽培方法の維持が困難になる産地が増加している。特に連日の酷暑下での手作業による除草は、生産者の健康リスクを高める要因となっていた。
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