130都市の3Dモデルを構築 国土交通省「PLATEAU」

「PLATEAU」は国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト。これまで130都市の3Dモデルが構築され、防災や観光など幅広い用途でのユースケース開発が進む。PLATEAUは民間にも新規事業開発のチャンスを生みそうだ。

「PLATEAU」は現在130都市の3Dモデルを公開。
他の地理空間情報と重ね合わせやタイムラインなどの表示も可能

建物の「意味情報」を保持した
3D都市データ

「PLATEAU(プラトー)」は、2020年度にスタートした都市デジタルツインの社会実装を進める国土交通省の取り組みだ。現実の都市空間をサイバー空間で再現する3D都市モデル(都市のデジタルツインデータ)を社会の新しいインフラとして位置づけ、全国でその整備・活用・オープンデータ化を進めるプロジェクトである。

これまでも3D都市データは存在したが、プラトーは、①高品質(標準データモデルによる正規化と品質管理)、②オープンデータ(ベンダーフリーのオープンフォーマットの採用とオープンコミュニティの充実)、③構造化(三次元地図としての意味情報の保持)という特徴を持つ。「単なる3DCGではなく、建物の形状に加えて『家』『病院』などの用途や建築年などを含め、都市から得られる情報をそっくりそのままデータとしてコンピュータに渡せることが新しい価値」(国土交通省都市局)という。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り78%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。