ディライト 多様化するブライダル市場に新たな選択肢を提案
ブライダル事業、飲食事業、ホテル事業を展開するディライト。自社で店舗や施設をゼロから立ち上げるだけでなく、M&Aや運営受託など、多様な形態に柔軟に対応する。加えて価格帯も幅広く、飲食はミシュラン星付きからカジュアルラインまで揃う。そして今、ホテル事業を全国で急拡大させている。
ラグジュアリーもカジュアルも
多彩な店舗展開に強み
ディライトの始まりは1953年設立の出口綿業だ。創立者は現・代表取締役CEOである出口哲也氏の祖父。その後、2代目となる出口氏の父親がアパレル企業であるリブハートを設立し、2006年からブライダル事業に参入した。
「私が入社したのはそのころで、レストランやホテル事業なども展開するようになりました。祖父の頃から、それぞれの代で新しい事業を興してきたことが特徴だと思います」(出口哲也氏)
現在の事業の構成比はブライダルが6割、ホテルが3割、飲食が1割だ。最大の強みはブライダル事業に精通し、飲食も、ミシュランの星を獲得している高単価レストランから、フードコートにあるようなカジュアルなスタイルまで幅広く展開してきたこと。ホテル事業も旅館、大型のシティホテルなど様々な種類を手掛けている。すべての事業に関して、自社でゼロから立ち上げることはもちろん「運営受託やM&A等によるリノベーションも得意」だと胸を張る。
ディライトが展開する店舗や施設は、それぞれブランドが違うことも特徴だ。雰囲気はもちろん、流れる音楽からスタッフが身に着けるものまで、すべて異なる。基本的には、マーケティングチームによる調査が起点となり、そこからブランディングチームが全体の方向性を検討し、外部のデザイン会社と一緒に細部まで作り込んでいく。そうやって作成されたディレクションシートに基づいて、現場のオペレーションが決まっていくため、店舗や施設ごとにかなりメリハリのある運営になっている。
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