名古屋名物、地域の文化を次代へ 変わり続けることが成長への道

名古屋名物「青柳ういろう」でおなじみの青柳総本家。1879年(明治12年)から続く老舗和菓子店の6代目として、2024年3月に社長に就任した後藤稔貴氏。コロナ禍での売上低迷を乗り越え、創業家社長として同社を次代へつなぐべく変革を進める。「笑顔製造業」を新たな企業理念に、絶え間ない成長を目指す。

後藤 稔貴 青柳総本家 代表取締役社長

名古屋のお土産の定番となった
日本初の日持ちするういろう

1879年(明治12年)、徳川慶勝公から「青柳」の屋号を賜り、名古屋・大須門通りで蒸し羊羹の店として創業した青柳総本家。2代目がういろうの製法を学び、製造を開始した。1931年(昭和6年)からは、国鉄名古屋駅構内でういろうの立ち売りを開始している。「駅構内にお土産売り場などなかった時代。多くのお客さまが珍しがって買っていきました。こうして、名古屋へ行ったらういろうを買う、という習慣が生まれ、名古屋土産と言えば『青柳ういろう』というポジションが確立されていったのです」と、同社社長の後藤稔貴氏は説明する。

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