熊谷組 独自の現場力で「しあわせ品質」を追求 誠実さと挑戦心で切り拓く
1898年の創業から、もうすぐ130周年を迎える熊谷組。映画『黒部の太陽』のテーマとなった大町トンネルを貫通させ「トンネルの熊谷組」とも呼ばれた。土木から建築、周辺事業へと幅を拡げ、総合建設会社として成長してきた同社。長い歴史のなかで引き継がれてきた変わらぬ理念と新しい時代への挑戦を聞く。

上田 真 熊谷組 代表取締役社長
難所難物は熊谷組に
防災・減災へ向けた技術開発に力
1898年、福井の石工職人だった創業者が、宿布発電所の水路建設を請け負ったのがはじまりの熊谷組。
「いつか世の中のお為になるような仕事をさせて頂きたい」「難所難物があれば私にやらせてください」と語った創業者の想いは、社会貢献・共存共栄・信用といった言葉で、同社のDNAとして変わらず受け継がれてきた。
戦後復興期には、黒部川第四発電所建設工事において、日本土木史上に残る難工事を担当。大町トンネル(関電トンネル)を貫通させ「トンネルの熊谷組」と高く評価された。2010年竣工の北陸新幹線の飯山トンネル富倉工区(延長4554m)の工事は、2026年1月に放送されたNHKの『新プロジェクトX』でも紹介され、話題を呼んだ。このようなメディアの影響もあって、特に大型の土木工事、インフラ整備で高い実績と強みを持つ企業のイメージが強い。
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