創業150年のヤマエ食品工業 多様な和食の魅力を世界に発信

2021年に創業150周年を迎えた、宮崎県を代表する味噌・醤油・調味料メーカーのヤマエ食品工業。現在は地域企業と連携しながら、和食文化を世界に向けて発信する取り組みを進めている。同社の今後の事業構想について、社長の江夏喜一郎氏と、専務の江夏啓人氏に話を聞いた。

宮崎と鹿児島の中間地点に位置する交通の要衝であり、霧島山系の名水と豊かな自然に恵まれた宮崎県都城市。ヤマエ食品工業は、明治初期の1871年、江夏岩吉が江夏本店として同市で創業した。岩吉は男5人、女3人の8人兄弟の長男だったが、兄弟の多くは地域に根差した事業をそれぞれ創業。弟の吉助が創業した霧島酒造も親戚筋にあたる。

長寿企業の秘訣について、現社長の江夏喜一郎氏は、「当社はお陰様で150周年を迎えることができました。それは、創業者である江夏岩吉翁が残している『活かされて生きる我が命、常に感心奉謝して質素な生活、世に尽くせ』という創業の精神を守ってきたからだと思います。こだわった商品づくりとともに、地域とともに歩むということを大切にしてきました」と語る。

温暖化により「甘口」に追い風

九州の味噌・醤油は甘口が主流で、地域ごとに地元の味噌、醤油メーカーがたくさんあるのが特徴だ。その中でも同社は、戦後の高度成長期に積極的に広告宣伝活動を行い、テレビコマーシャルやキッチンカーでの街宣活動などで、九州一円に販路を伸ばしていった。現在では日本全国はもとより、海外にも展開している。

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