アークエルテクノロジーズ デジタルイノベーションで脱炭素化を実現
GXソリューションの開発から、GHG排出量の測定、再エネを最適に利用できるシステムの構築・導入、さらには社員教育まで、GX経営をトータルに支援するアークエルテクノロジーズ。コンサル時代の知見と人脈を財産に、九州を地盤に実績を積み上げてきた代表の宮脇氏に、同社の事業構想を聞いた。

宮脇 良二 (アークエルテクノロジーズ 代表取締役CEO)
人と人をつなぐ船として
40代から学び直して起業
太陽光発電に適した土地が多い九州は、全国的に見てもメガソーラーなどの建設が進んだ地域だ。それゆえ太陽光発電の導入量も伸びているが、喜んでばかりはいられない。需要に対して発電量が多すぎるなどバランスが崩れると、送配電機器に不具合や停電が起こる可能性もあるからだ。九州の一般送配電事業者による「出力制御量」は、12億9000万kWhと、2022年度から2023年度で3倍近くに急増。せっかく生み出された電力が、無駄になってしまうというわけだ。
「2019年に米国留学から戻ると、ちょうど出力抑制が大きな話題になっていました。アクセンチュア時代に2年ほど福岡で暮らし、首都圏のような通勤ストレスがなく、美味しい食べ物と豊かな自然に囲まれた環境を気に入っていたこともあり、九州に事業の軸足を置いて、余剰エネルギーの有効活用につながることをやっていこうと決めました」とアークエルテクノロジーズ代表の宮脇良二氏は振り返る。
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