プレスリリース発信サービスから情報インフラに成長

オンラインのプレスリリース配信で知られるPR TIMES。上場企業からベンチャーまで7万社を超える企業が活用し、1カ月で3万件を超えるリリースを配信する。中期経営目標の達成を見据え、地域企業のリリース配信支援などのを進める同社の成長戦略やビジョンを聞く。

山口 拓己(PR TIMES代表取締役社長)

PR TIMES は、2007年、社名と同名のプレスリリース配信サービスをメイン事業に設立された。同社社長の山口拓己氏は「プレスリリースはもともと報道機関向けの発表資料で、記者が記事を書く際の素材となるものです。これは今も変わりませんが、我々がユニークなのは、メディアへ情報を配信するだけでなく、その先にいる一般の生活者やビジネスパーソンへもプレスリリースをお届けするサービスへ、事業を成長させてきたことだと思います」と説明する。

生活者にプレスリリースを届ける
配信プラットフォーム

PR TIMESの立ち上げコンセプトは「企業とメディアと生活者の3者を結ぶプラットフォームになる」だった。プレスリリースの歴史は、1906年、ペンシルベニア鉄道が起こした列車事故についての発表資料に始まるとされる。ニューヨークタイムスはプレスリリースをそのまま紙面に転載した。このような、企業が一般の生活者へも伝わるリリースを配信できる状況を作り出すことが、PR TIMESの狙いだった。

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