「寄付」でSDGs貢献を可視化 NPO・自治体と企業を接続

アスタスが運営するドネーションプラットフォーム「OSUSO(おすそ)」は、SDGs活動に取り組みたい企業と、課題を抱えるNPOを寄付によって繋げるプラットフォームだ。5月には宮城県白石市との連携を発表、地域課題へのプラットフォーム活用を進めていく。

「おすそわけ」で社会を変える
寄付によるSDGs貢献を可視化

2023年3月にサービスが開始されたドネーションプラットフォーム「OSUSO」は、SDGs等を目的に寄付を行いたい企業と、支援を必要としているNPO・NGO等をつなぐサービスだ。

ドネーションプラットフォーム「OSUSO」

プラットフォームを運営するアスタスは2018年設立。日本の思いやり文化「おすそわけ」にフォーカスした事業開発を行うクリエイティブカンパニーで、バーガー1食につき給食1食を支援するバーガーブランド「BURGERS TOKYO」を東京・下北沢で運営、3年間1店舗で約8万2千食の支援に繋げた実績を持ち、新規事業としてOSUSOを立ち上げた。

企業とその従業員は、プラットフォームを通じてさまざまな団体に対して、寄付金や物資、ボランティア活動等の時間を「おすそわけ」することができる。現在約200の団体等とパートナシップを結んでいる。

「現状では、多くの企業が『SDGsに取り組みたいけれど何をすれば良いのかわからない』という課題を抱えています。また、企業主体で社会活動をしても、従業員の『自分ごと』化に繋がらないという課題もあります。僕たちは、従業員が企業と一緒に参加して地域課題にアクションし、それを可視化していきます」と、アクタスの新田拓真代表取締役は話す。

そのためにプラットフォームに実装しているのが、社会貢献マイレージ機能の「Sマイル」だ。個人の社会貢献活動(寄付やボランティア活動など)に対してもらえるマイレージであり、従業員の社会貢献意識・活動の可視化・管理のほか、可視化したデータを集積してSDGsのどの項目に貢献できたのかなどをレポートで出力、その社会への発信までをサポートする。

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