150周年迎える西松建設 総合力企業として地域を支える

1874年の創業以来、土木・建築を中心に発展し、2024年で150周年を迎える西松建設。社会・事業環境が急速に変わるなか、長期ビジョンを「西松-Vision2030」へ刷新し、2023年度を初年度とする「中期経営計画2025」を策定。建設を中心に事業領域を広げ、総合力企業を目指す同社の取り組みを聞く。

髙瀨 伸利(西松建設 代表取締役社長)

社会資本整備で価値をつくる
周囲を巻き込む力が強み

創業から150年。長い歴史のなかで培ってきた高度な技術力を強みに、ダムやトンネルなど公共施設の建設や都市の再開発を手がけ、安全・安心な社会基盤の整備や快適な環境づくりに広く貢献してきた西松建設。「『実直に物事を成し遂げる』というのが、当社に受け継がれてきた遺伝子かと思います」と同社社長の髙瀨伸利氏は話す。

建設会社として社会基盤を整備してきたその技術力と、社会基盤整備に欠かせない、多様なステークホルダーをまとめあげる力、周囲を巻き込む力が同社の強みと言える。

新たに刷新した長期ビジョン「西松-Vision2030」では、「あたりまえに安心でき活力がわく地域やコミュニティを共に描きつくる総合力企業へ」を掲げている。建設中心の「社会基盤整備」から「社会機能の再構築」へと価値共創活動の領域を広げ、さらなる成長を目指していく。

「主力の建設事業においては、これまでのダムやトンネル、オフィスなどの建築物などに加え、防災・減災、リニューアル、再エネ関連工事などにも積極的に取り組んでいきます」。

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