MBA医師が見る健康分野の新規参入 強い思いと実行力が必要

外科医として勤務ののち、MBAを経て医療コンサル企業ハイズを立ち上げた裵氏は、コロナ禍で注目が集まっているヘルスケア分野の新規事業参入に欠かせない条件を語った。多くのステークホルダーが関与し、独特のエコシステムを持つ同分野で成功するための条件とは。

裵 英洙(ハイズ代表取締役社長)

感染症の流行拡大がもたらした社会の大きな変化。医療資源のひっ迫が日々、ニュースになる中で、健康に対する人々の関心はかつてなく高まっている。新規分野としての魅力は大きいが、一方で究極的には人の命にかかわることから、ヘルスケア分野への参入には覚悟が求められる。

病院・クリニックなどの医療機関や、製薬・医療機器会社などにコンサルティングサービスを提供するハイズ(東京都中央区)代表取締役社長の裵英洙氏に、コロナ禍の今、考えるヘルスケア分野への新規参入について話を聞いた。

ヘルスケア・ビジネス参入に
必要な3要素

裵氏は外科医として勤務した後、医療現場に経営の視点を取り入れることを目指し、ビジネススクールでMBAを取得した。その後ハイズを立ち上げ、病院の経営改革や、製薬・医療機器企業の研究開発、新規事業開発を支援してきた。ハイズでは、ヘルスケアの3つのレイヤー、すなわち現場・経営・政策のそれぞれの視点からコンサルティングを提供できるよう、医師・薬剤師などの医療職の経験者や元厚生労働省の官僚などの人材を揃えている。

ヘルスケア分野のエコシステムに関わる人々は多様だ

スタートアップや事業会社がヘルスケア・ビジネスへの新規参入を考える場合、参入する側に必要なものが3つあると裵氏は指摘する。

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