地域の高齢者介護にプラットフォームを提供 介護DXの元年に
ソーシャルベンチャーのウェルモは、介護サービスプラットフォーム「ミルモネット」を通じ、地域の介護関連サービスの情報を収集。利用者により良いサービスが提供される環境を整備しようとしている。2021年にはケアプラン作成支援AIを本格稼働させ、介護業界のデジタル化を支援していく。
人口の高齢化に伴い、介護とその関連サービスのニーズは年々増えている。一方この分野は、デジタル化の遅れが指摘されているところでもある。人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)を活用した介護福祉プラットフォームサービスを提供するウェルモは、「社会課題を ICT と先端技術の力で解決する」をコンセプトに、介護福祉や障害児支援の領域で様々な事業を展開している企業だ。
「ウェルモはソーシャルベンチャーで、そのビジョンは『愛を中心とした資本主義のつぎの社会を描く』というものです。資本主義経済のシステムでは個にインセンティブが向きますが、もう少し利他のベクトルを織り込んだ方が人間は幸せになれるはずです」。
ウェルモ代表取締役CEOの鹿野佑介氏は、自社の企業理念をこう語る。
ニーズに合ったサービスを
見つけられる「ミルモネット」
ソーシャルベンチャーとしての高い評価の源は、介護福祉領域の事業の1つである介護サービスプラットフォーム「MILMO net(ミルモネット)」だ。これは、高齢者やその家族のニーズに合った事業者や団体をケアマネジャーが探しやすくするサービス。従来は紙で管理され、把握が難しかった多くの情報をデータベース化した。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り75%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。