風のテラス KUKUNA ローカルなホスピタリティを極める
南国のリゾートをテーマにした、富士河口湖温泉郷のホテル「風のテラス KUKUNA」。2006年の大改装と業務転換により国内外の客を惹き付け、山梨屈指の人気宿となっている。河口湖エリアの観光市場を長年見つめ続けてきた代表の宮下氏に、その成功要因を伺った。
ハワイの古語で「太陽の光」を
意味する「KUKUNA」
富士河口湖温泉郷に位置し、四季折々の富士山と河口湖が一望できるホテル「風のテラス KUKUNA」(以下、KUKUNA)。前身となる「河口湖第一ホテル」の創業50周年の節目に行った大胆な業務転換が功を奏し、近年国内外から高い評価を受けている。2020年3月に日本旅行が発表したアンケート調査「宿泊者高評価施設」では山梨県から唯一ランクインし、「入浴設備部門」「客室部門」など計4部門で日本一に輝いた。
「河口湖第一ホテルは1953年に祖父が創業した旅館で、私が三代目です。創業時は河口湖駅前にあり、1980年に現在の場所に移転しました。そして創業50年を機に一年間休業し、2006年に『KUKUNA』として再オープンしました」と語るのは、代表の宮下氏。
宮下氏は箱根のホテルや、ハワイのホテル「ザ・リッツ・カールトン カパルア」などでの勤務を経て、2002年に社長に就任した。客層のターゲットは、先代の頃は修学旅行客や団体客が主だったが、宮下氏が社長に就任する頃には個人客へとシフトしていったという。
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