イオン九州 一人ひとりが自ら考え、挑戦できる風土へ

イオングループの一員として、地域に根差した経営を掲げるイオン九州(本社:福岡市)。今年9月にはマックスバリュ九州、イオンストア九州との合併により、売上高4000億円規模という九州最大級の小売企業が誕生した。

柴田 祐司(イオン九州 代表取締役社長)

経営の基盤を固めた6年間
原点に返る戦略が功を奏した

イオン九州の歴史は、1954年に設立された福岡大丸から始まる。1972年に福岡ジャスコ設立、2003年にホームワイドと合併し、現在の社名に変更。2007年にマイカル九州と合併。2015年にはダイエーの一部運営を承継、今年9月にマックスバリュ九州、イオンストア九州と合併して"新生イオン九州"がスタートしたばかりだ。

2020年9月、マックスバリュ九州、イオンストア九州と合併したイオン九州

激動の中、2014年から代表取締役社長として指揮を執っているのが柴田祐司氏だ。イオン北海道を成長させた後、イオン九州の立て直しを託されて福岡へ。「この6年でいくつも閉店という苦しい決断を下しつつ、他社と一緒になり、ようやく基盤が固まりました。これから成長に向けて果敢に挑戦したい」と力を込める。

大企業のトップでありながら、柴田社長は明るく気さくな人柄だ。着任してすぐ社長室をなくし、社員たちの近くに自分の机を並べた。みんなと積極的にコミュニケーションを図り、「社員が自ら考え動けるように、現場の意識を変えたかったから」と話す。同時に、各事業の見直しにも乗り出した。同社にはGMS(総合スーパー)とホームセンター(ホームワイド)という2つの事業があり、同じような運営をしていたという。「GMSはGMSらしく、ホームセンターはホームセンターらしく、九州でどんなポジションでやっていくか考えよう」と方針を打ち出した。

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