2020年10月号
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地域で生まれる新産業

地域企業の課題をスタートアップが解決 マッチングの新ビジネス

難波 弘匡(テイラーワークス 代表取締役社長)

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自分たちの課題を解決できるテクノロジーがあったとしても、地域企業の多くはそのことを知らず、また、気づきを得られるような接点も少ない。テイラーワークスは、地域企業とスタートアップをつなぐ新しいツールを開発した。

難波 弘匡(テイラーワークス 代表取締役社長)

地域企業の課題をスタートアップが解決

日本のスタートアップは、東京、大阪などの大都市に集中している。そのため、地域企業にとっては、自社の課題解決につながるサービスをスタートアップが提供していたとしても、それを知る機会に乏しい。そうした状況がある中で、スタートアップと地域企業のマッチングを事業化したのが、「地方創生を次のステージへ」をミッションに掲げるテイラーワークスだ。

テイラーワークスの難波弘匡社長は、前職でGoogleやTESLAなど大手外資のマーケティング支援に携わりながら、地方でのビジネス展開には難しさがあることを感じていた。

「クライアントの中には地方でのビジネスに関心を持つ企業もあったのですが、都市と地方では情報格差があり、また、各地にはローカルの文化があって信用を得ることから始めなければならず、参入のハードルが高くなっています。有益なテクノロジーがあっても、なかなか実際の導入には至りませんでした」

難波社長は、テクノロジー企業と地域企業の関係づくり、コミュニティづくりをどうにかして実現できないかと模索。突破口をひらくヒントになったのが、フランスで開催されている欧州最大規模のテクノロジーイベント「Viva Technology(ビバテック)」だった。そこでは、企業がオープンに課題を明かし、それに対してスタートアップが解決策を提案するという取り組みが行われていた。

難波社長は2018年、地域企業とスタートアップのビジネスマッチングを行うテイラーワークスの設立に参画。テイラーワークスは、静岡県や静岡銀行などが主催する2019年7月に開催されたイベント「TECH BEAT Shizuoka」に協力し、大きな役割を果たした。同イベントには静岡県内企業約1000社、スタートアップ48社が参加し、交流により440件の商談が実現され、うち25件が成約に至るなど、静岡県のビジネス活性化に大きく貢献した。

2019 年の「TECH BEAT Shizuoka」には、静岡県内企業約1000社、スタートアップ48社が参加し、440件の商談が実現。うち25件が成約に至った

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