小型モビリティの新市場を開拓 街全体を「駅前」に変える

街全体を「駅前」にする――。その実現に向けて、電動マイクロモビリティの事業を展開しているのがLuupだ。小型の電動アシスト自転車を開発し、それをシェアできるポートを街中に高密度に配置。その先に見据えるのは、日本の発展を支える新しい交通インフラを築くことだ。

岡井 大輝(Luup 代表取締役社長兼CEO)

Luupは電動キックボードの社会実装に取り組むほか、今年5月に小型電動アシスト自転車のシェアリングサービスを開始した。同サービスは提供開始から2日で2000人以上が登録し、現在、渋谷を中心に小型電動アシスト自転車が借りられるポートを100ヵ所以上に設置している。

小型の電動アシスト自転車を独自に開発。スペースを取らないため、街中に高密度でポートを設置できる

Luupの岡井大輝社長は「今、人が気軽に移動できる距離は、駅やバス停からの徒歩圏内にとどまります。しかし、電動マイクロモビリティのポートが街中にあれば、そこを起点にして駅から少し離れた場所にも行きやすくなり、これまではアクセスが不便だったエリアの不動産価値が高まり、街全体が『駅前』のようになる。私たちは街中に高密度にポートを設置し、乗りたい時にすぐに、確実に利用できるシェアリングサービスを提供します。そして日本の交通インフラをアップデートしたいと考えています」と語る。

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