特殊コンクリート技術でインフラ建設・維持 被災地復興を支える

1954年に福岡市で創業して、今年で66年を迎えた富士ピー・エス。特殊なコンクリート技術を使い、橋梁をはじめ社会インフラの建設や維持、更新に関わり、近年は防災や災害後の復旧・復興事業にも尽力。人を大切にする経営姿勢を貫いている。

堤 忠彦(富士ピー・エス 代表取締役社長)

特殊技術により全国で事業展開
はじまりは橋への情熱から

1954年、戦後の復興に寄与する目的で、九州の財界37社の出資により設立された富士ピー・エス(本店:福岡市)。プレストレストコンクリート(以下PC)技術という特殊なコンクリート技術を用いて、橋梁や道路、空港設備等の土木構造物、マンション等の建築建造物に用いられるプレキャスト製品の設計施工および製造を手がけてきた。PCは、圧縮力に強いが、引張力には弱いコンクリートの弱点を補完し、ひび割れを抑制。軽量で高品質、災害にも強いという特徴がある。同社では土木事業と建築事業のうち、土木が売上全体の75%ほどを占め、特に橋梁に関する事業が多い。現在は全国各地に6支店、17営業所、6工場、さらに機材センターと技術研究センターを展開。2018年6月には、東京証券取引所市場第一部にも上場を果たした。

プレストレストコンクリート(PC)のメカニズム

創業66年という歴史を有する同社で、2019年4月に代表取締役に就任したのが堤忠彦社長だ。「橋が大好きなんです」と朗らかに話す堤氏の原点は、中学生の頃までさかのぼる。家族で山口に出かける途中、たまたま目にした建設中の関門橋に心を奪われたのだ。「吊り橋の美しいフォルム、スケールの大きさ、そして九州と本州を結ぶ海上という素晴らしいロケーション。建設作業をしている人が見えて、僕もあの仕事をしたい、橋を作るんだと強い思いを抱きました」

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