飲食店の人手不足解消へ 既存スタッフの空き時間をシェア

飲食店を悩ませ、時に経営の危機にまで追い込むとされるパート・アルバイトの人手不足。系列店間の助け合いに着目し、既存スタッフの空き時間をシェアするサービスを立ち上げた。今後の店舗運営に不可欠な、飲食店のデジタルトランスフォーメーションを進める。

竹下 壮太郎(パーソル イノベーション Sync Upサービス責任者 ビジネスプロデューサー兼ユニット長)

飲食店や小売店では、多くの仕事をパート・アルバイトスタッフに頼っている。学業や子どもの世話、親族の介護など、各スタッフそれぞれの事情にあわせて働けるよう、勤務シフトを作成するのは店のリーダーの重要な仕事だ。だが、紙に書いて提出されたシフトを取りまとめ、人手の過不足を個別に調整するのには手間がかかる。学校や家庭の事情により、先の都合が分からない人も多い。パーソル イノベーションでは、シフト管理・調整をPCやスマホで簡単にできるサービス「Sync Up(シンクアップ)」を2018年1月に立ち上げ、パート・アルバイトの働き方に変化をもたらそうとしている。

Sync Upの操作画面。シフト提出からデジタル化し、紙への転記や集約は不要になった。アルバイト・パートスタッフは専用アプリからシフトに応募できる

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