天王洲エリアのアートイベント ビジネスと並ぶまちの価値に

2017年から始まった、東京の水辺をアートでつなぐプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」。天王洲エリアをアートのまちに仕立てた寺田倉庫も、東京湾岸を世界的なアートの発信地にするべく参画。東京の歴史を紐解き、新しい文化を創るTOKYO CANAL LINKSの挑戦が始まっている。

佐藤 麻紀子(寺田倉庫 不動産事業グループ)

繊細な商材の保存・保管に特化

運河に囲まれた天王洲エリアを拠点とする寺田倉庫は、1950年創業の歴史ある倉庫会社である。当時は、運河を通って運ばれてきた米を預かり、日本の台所を支えていた。その後、ワインや美術品、メディアなど、それぞれに最適な保管設備と管理体制を充実させ、やがて社の強みとなった。

2001年前後に不動産業界のトランクルーム事業参入をきっかけに、寺田倉庫らしい事業を模索し、単にものを預かるだけはない、預かるものを最高の状態で保存・保管し、価値を高める独自の倉庫ビジネスへと大きくリストラクチャリングした。そして、「誰もが自分だけの倉庫を持つことができる」をコンセプトに、ウェブ上で個人が手軽に倉庫を利用できるしくみ「minikura(みにくら)」を立ち上げ、新しい顧客も取り込んだ。同時に、アート事業と天王洲のまちづくりの事業も展開し、天王洲運河周辺エリアの景観を整備。がらんとした倉庫街を、現在の洗練されたオシャレなまちへと変えた。

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