2020年2月号
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SDGs×イノベーション

充填包装も脱プラ スウェーデン発・紙製食品包装メーカーの変革

トーマス・ストリッツバーグ(テトラパック サステナビリティ・ディレクター)

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すぐれた機能性・保存性を持つ紙製の食品包装メーカー、スウェーデン発祥のテトラパック。気候変動や海洋汚染の深刻化で、脱プラスチックへの世論が高まるなか、グローバルに展開する充填包装システムを提供するメーカーが取り組むイノベーションとは何か。

トーマス・ストリッツバーグ(Thomas Stridsberg)テトラパック サステナビリティ・ディレクター

脱プラと充填包装の変革

――環境汚染が深刻化し、使い捨てプラスチック利用に対する世論は年々厳しくなっています。飲料業界へのインパクトはどのようなものでしょうか。

当社に最も短期的に影響を与える要素は、ストローなどプラスチック製品の利用を禁止する欧州委員会の「プラスチック指令」です。外食系の飲食店であれば、ストローを取り除いてもグラスに直接口を付けて飲めばよいですが、充填包装の製品ではそうはいきません。当社でもプラスチックの利用は、必要最小限にとどめていますが、規制法案の施行は2021年と期限が迫ってきています。

そこで代替品として導入を推進しているのが紙製のストローです。90%が紙で、10%が接着用の糊で強度を高めています。この開発が最も喫緊の課題であり、スウェーデン、英国、カナダの顧客へ試験販売を始めています。現在、代替を進めているのは直線形のストローですが、細くて少し高さのある容器むけに、U字型に曲げられるストローも開発中です。但し、曲げても液体が洩れ出ないよう耐久性を保つことは一層難しいです。ゆくゆくは、ストローが封入された袋の部分も紙に置き換えていく必要があります。飲み口(キャップ)についても、テザー付きのキャップなどの導入を進めていく予定です。

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