2019年9月号
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最新テクノロジーをビジネスに活かす

ICTリーディングカンパニーが示す 経営マネジメントの勘所

坂下 智保(富士ソフト 代表取締役 社長執行役員)

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AI、IoT、ロボティクス、クラウド、5Gなど、ICTの発展スピードは加速している。最先端技術を中核に据えて、経営を展開する富士ソフト。最新テクノロジーをビジネスに活かす上で必要な、技術とマネジメントの“勘所”とは…。

坂下 智保(富士ソフト 代表取締役 社長執行役員)

経営から見たICTビジョン

1970年に創業した富士ソフトは、独立系ITソリューションベンダーとして、50年の歴史を持つ。自動車や電子機器などの組込系ソフトウエア開発と、金融、製造、流通などにおける業務系システムの構築を2本柱に、プロダクト事業やアウトソーシング事業、グローバル展開など、常に新しい技術トレンドを取り入れ、成長し続けてきた。

富士ソフト代表取締役の坂下智保氏は、「ITを使ってビジネスを強化する、新たなビジネスを構築する上では、マネジメントをどうするかが大きな要素となります」と話す。

世界中のベンダーが新しいサービスを出し、新しい技術が手軽に使えるようになっている。通信も5Gのサービスが始まりつつあり、変革の時代はすぐそこまで来ている。このデジタル化の世界の中で、どうシステムを理解して構築していくか。

「新しい技術のキーワードだけが踊っている企業では、ビジネスを支えるITの構築は難しいでしょう。経営とIT、デジタルの世界を結びつける仕組みが必要です。経営からみたICTのビジョンを作らなければなりません」(坂下氏)。

技術の進展が早い世界では、富士ソフトのような外部ベンダーを、どううまく使っていくかも重要なテーマとなる。

例えば、ビジネスにAIを導入する場合、経営側が、AIの技術的な勘所を持っているかいないかで、大きな差が出る。AIの関連技術要素は大きく3つ。数値分析系、画像・音声、自然言語処理。AIそのもので何ができるかについては、それほど難しくはない。

「AIで何かビジネスを行なう場合に、技術の勘所を知っていないと、全くできないことを夢物語のように語るか、簡単にできることを難しく考えてしまうかになりがちです。技術の勘所を理解した上で、実ビジネスシーンにどう利用するかを押さえれば、技術的な部分は外部ベンダーで十分対応できます」(坂下氏)。

AIに関しては、オープンソースの無料のソフトウエアやプラットフォームが簡単に手に入る。それを事業強化、経営強化、プロダクト・サービスの強化に繋げる時に、いかにインテグレーションして組み合わせて使うかが重要だ。このAIインテグレーションを自分たちでどこまでやるのか、外部にどこまで任せるのか。これを考えなくては、AI導入はうまくいかない。

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