冬の北海道に新しい人の流れを H.I.S.の北海道復興支援

H.I.S(. エイチ・アイ・エス)は「北海道ふっこう割」を活用して、自由旅行で冬の北海道を満喫できるツアーを多数企画した。団体旅行が中心だった冬の北海道に、新しい観光客の流れを創り出す。

H.I.S.は「北海道ふっこう割」を活用して、自由旅行型のツアーを多数企画

自由旅行で北海道の魅力を発信

H.I.S.は「北海道ふっこう割」対象商品を10月19日に発売した(12月5日から第2弾販売を開始)。「道内の複数都市を周遊したり、道東を満喫できるプランを多数企画しました。おかげさまで反響・販売は非常に好調です」と、同社関東国内旅行事業部 関東業務グループ 企画チームリーダーの渡部徹氏は話す。

H.I.S. 関東国内旅行事業部 渡部徹氏(左)、猿渡充氏(右)

全土で雪が降る北海道は、冬の旅行では"移動"が最大のネックになる。観光客は札幌エリアに集中しがちで、複数都市や道東を巡る際は団体旅行が中心だ。「そこでふっこう割では、自由旅行・フリープランで冬の北海道を巡り、魅力を感じてもらうことに主眼を置きました。お客様に鉄道や路線バスなどの乗車券を提供して、ある程度の"レール"は敷きますが、基本的には自由に行動してもらいます」

一番人気は、中標津空港から入り、知床で流氷クルーズなどを楽しんだあと、層雲峡温泉、旭川、札幌を周遊する4日間のプランだ。「ふっこう割によって価格も抑えられ、冬の魅力『流氷』を楽しむ旅行の敷居をかなり低くできたと思います。今回の取り組みが、リピーター増加や持続的な北海道観光の発展に繋がることを期待しています」

また、同社関東国内旅行事業部 関東営業グループリーダーの猿渡充氏は「ふっこう割の販売を通じて、改めて"店舗"の力を実感した」と振り返る。「店舗は、お客様に旅の楽しさやスタッフの気持ちを直接届けられる場所。特に自由旅行は、お客様へのコンサルティングが不可欠な商品です。今回、印象的だったのは、ふっこう割対象外の北海道旅行や、西日本豪雨の復興ツアーの販売拡大にも繋がったことです。これは店舗スタッフからお客様に一歩踏み込んだご提案ができたことの証拠です。WEB専業の旅行会社も増えていますが、当社は全国280拠点強の店舗網を大切にしていきたいですね」

「旅を楽しむ」ことが復興に繋がる

北海道観光の可能性について、「見せ方や商品の作り方など、工夫次第でまだまだ大きく伸びる可能性が眠っている」と渡部氏は指摘する。「北海道の最大の魅力は"自然"ですが、あまりにも資源が多く、お客様のイメージが追いつきません。地域や自治体と連携し、動画やVRなどを駆使して自然の魅力を伝える旅マエプロモーションや、よりダイナミックなプランの企画に取り組んで参ります」。また、H.I.S.は層雲峡温泉の「氷瀑まつり」や知床ウトロ温泉の「流氷フェス」などとタイアップし、積極的にPRを行っている。このように、地域コンテンツの発掘や発信にも力を入れていくという。

災害復興や地域活性化においては観光が重要とされるが、猿渡氏は「お客様に旅を楽しんで頂きたいという思いが根底にある」と強調する。旅行者の"楽しい"という気持ちが地域や観光事業者に元気を与え、北海道胆振東部地震の復興や地域活性化に繋がると信じ、H.I.S.は挑戦を続けていく。

お問い合わせ

株式会社エイチ・アイ・エス

国内旅行営業本部 関東国内旅行事業部
TEL:03-5326-1051(担当:渡部、猿渡)
https://www.his-j.com/kokunai/kanto/

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