世界を牽引する自動運転ベンチャー 見据える将来像とは?

トヨタ自動車に代表される自動車産業の中心地、愛知県。クルマを取り巻くテクノロジーが急速に進歩を遂げる中、自動運転時代を見越したソフトウエアで先頭を走るのがティアフォーだ。同社が描く自動運転社会の未来像を聞いた。

武田 一哉(ティアフォー代表取締役社長)

オープンソースで開発加速

愛知県は今年6月、複数の自動運転車を同時に走行させる実証事業を県内の企業を中心とした8社と名古屋大学に委託すると発表した。同県では2016年度から自動運転の実証実験に取り組んでおり、2017年12月には公道で「レベル4(無人運転走行)」の実験走行を全国で初めて実施している。メンバーの1社として参加するティアフォーは、3D地図情報などをもとに位置の特定、周囲の危険感知、経路設定などを担う自動車用基本ソフト(OS)「オートウエア」の開発を担っている。「自動車産業が集積する愛知県ならではの環境を生かして研究開発を進めていきたい」と武田一哉代表取締役社長(名古屋大学教授)は話す。

「大学で取り組んでいた研究開発の成果なのでどこかの企業に独占的に帰属させようという考えはありませんでした。加えて、われわれは自動運転に関して長い歴史を持った企業ではなかったので。外部の力を借りて共同で開発していかないことには先行する企業群には追いつけないと考えての結論でした」。

目論見は当たり、開発は一気に加速。ソニーやヤマハ発動機、米国半導体大手のエヌピディアなど国内外100社を超える企業で使われている。

自動車用基本ソフト(OS)「オートウエア」は、実証実験でも豊富な実績を有する

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