550の衣料工場を繋ぐ 日本発のアパレルシェアリングサービス

国内外550以上の衣服生産工場と、アパレル企業やデザイナーをつなぐ衣服生産プラットフォーム「sitateru(シタテル)」。小ロットから大量生産までインターネット経由での受発注を実現し、衣服産業に新たな旋風を起こし続けている。

河野秀和 シタテル代表取締役CEO

国内500工場とのネットワーク

熊本県熊本市に本社を置くシタテルが提供する、衣服生産プラットフォーム「sitateru(シタテル)」。国内外の生地メーカーや縫製工場など供給業者の情報と、需要側である衣服を製造したいアパレル事業者、個人の情報、その他必要なリソースの情報が蓄積され、オリジナルのデータベースを構築している。利用時にはプラットフォーム上で最適なマッチングがされ、商品が製造されるという仕組みだ。

衣服生産プラットフォーム「sitateru(シタテル)」

1型50枚からという小ロット生産が可能なシタテルは、2014年のローンチ以来、年200%の推移で成長を続け、2018年4月には全都道府県で500社を超える連携工場ができた。登録クライアントは8000社を超え、その内50%が生産意欲の高い顧客だ。

河野秀和CEOは、外資系金融機関を経てコンサルタントとして独立。シタテル起業のヒントは、故郷の熊本で経営支援をしていた時の経験にあったという。

「担当先のセレクトショップから『オリジナル商品を30枚だけ作りたいが、そんな少ない枚数に対応してくれる工場がない』という相談があり、アパレル業界特有の流通構造を目の当たりにしました」。一方、熊本市内には縫製工場が多数あったため、直接工場に足を運び、少ない数で生産して欲しいと頼むと、予想に反して工場は引き受けてくれた。

「たまたま行ったのが工場の閑散期で、すぐに生産してもらえたのです。ショップにはすごく喜んでもらえたし、工場の方も喜んでいて。それを見て『これは需要があるのかもしれない』と思いました。もし工場が忙しい時に行っていたら断られて、このモデルは生まれていなかったかもしれません」

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