2018年9月号
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20代起業家の構想力

東大女子が生んだヒットアプリ コスメのクチコミで新市場

松井 友里(AppBrew 共同創業者・取締役)

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東大生2人が設立したベンチャー、AppBrewがヒットアプリを生み出した。コスメのクチコミアプリ『LIPS』は2017年1月にリリースされ、約1年半で120万ダウンロードを突破。10代、20代を中心に人気を集めている。

松井 友里(AppBrew 共同創業者・取締役)

LIPSを発案したのは、取締役の松井友里氏。2016年2月、深澤雄太氏とともにAppBrew(アップブリュー)を立ち上げた。

「起業家になりたいというよりは、たくさんの人に使われるサービスを自分で一からつくることに憧れがあったんです」

一生活者として感じたニーズ

しかし、会社を設立して最初の1年弱、何もヒットしない時期が続いた。

「いろいろなプロダクトを試しましたが、こんなにもヒットしないものなのかと。根源的な欲求に基づくほど広いニーズがあると思っていて、一生活者として不便に感じたことはメモに残していました。LIPSはお蔵入りしそうなネタだったのですが、最終的にアイデアに詰まった時に出てきました」

松井氏は自身も普段からTwitterやInstagramを使ってコスメの情報を探すことが多く、そこにニーズがあることは肌感覚でわかった。

「一般の人からすると、プロのモデルさんはそもそもキレイなので、あまり参考しません。それよりも身近に感じられる人がどんなコスメをどのように使っているのか、その情報を知りたい。自分に合った人を見つけて、そこで紹介されているコスメを買うのはすごく楽しい体験です」

一方で、自身がユーザーとして感じていた不便さもあった。

「TwitterやInstagramは、情報感度の高い人や特定のインフルエンサーを知っている人でないと、なかなか自分に合った情報にたどり着けません。また、お気に入りのコスメを見つけても、商品を購入できるサイトを別に探さなければならず、手間がかかります。それで、コスメに特化した新しいソーシャルサービスを思いついたんです」

その事業アイデアについて、当初、AppBrewの他のメンバーからは「コスメの情報って、本当に毎日探したりするの?」という懐疑的な反応もあったという。

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