数字で見る神奈川県 日本第2の都市も「人口減」の危機

神奈川県は、人口と製造品出荷額等でともに全国2位。日本有数の経済力を誇るが、足元では人口減リスクが高まっている。統計データをもとに、神奈川県の実力を分析する。

人口減局面に入る神奈川県

神奈川県は、都道府県別の人口は東京都に次ぐ第2位。しかし2014年に死亡者数が出生者数を上回る「自然減」となり、2018年の913万人をピークに、人口は減少していくと見込まれる。また、県内9市町村が「消滅可能性都市」と推計されている。当然高齢化も進んでおり、2014年に23.2%だった高齢化率は、2040年に34.2%に達する見込み。県内では高度経済成長期に定住した人が多く、この世代の高齢化が一気に進んでいく。

出典:国立社会保障・人口問題研究所(2013年3月推計)

 


製造品出荷額等は全国2位

神奈川県の製造品出荷額等は16 兆2,318 億円(2017年速報値)と全国2位。 ただ、出荷額は2年連続で減少した。

製造品出荷額等の全国ランキング(2017年速報値)

出典:経済産業省2017年工業統計調査速報

 

観光は箱根・湯河原の一人勝ち

神奈川県の2016年入込観光客数は1億9,027万人。過去最高を記録した 2015年に次ぐ2番目の記録となった。

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