遠隔診療で先行 都市に広がる「スマホで通院、待ち時間ゼロ」

オンラインで予約し、ビデオチャットで診察、薬・処方箋の配送までを提供する。メドレーが提供する遠隔診療システム『CLINICS』は、国内ナンバーワンの導入数を誇る。新しく立ち上がった市場において、メドレーは、なぜ先行することができたのか。

メドレーが提供する遠隔診療システム『CLINICS』。2015年8月、厚生労働省の通達により、都市部での遠隔診療が事実上解禁され、メドレーはいち早くその市場に参入した

遠隔診療というと、以前は、離島・僻地で暮らす患者を対象にしたものというイメージだったが、都市部にも大きなニーズがある。忙しい毎日を送る都市生活者にとって、時間は貴重な資源だ。少し体調を崩したとしても、病院へ足を運ばず、ついつい無理をしてしまう人は多い。

2015年8月、厚生労働省の通達により、それまで離島・僻地に限定されていた遠隔診療が、都市部でも事実上解禁された。それを機に、いち早く遠隔診療に参入した企業の一つがメドレーだ。

メドレーは2016年2月、遠隔診療システム『CLINICS( クリニクス)』を開始。2017年5月時点で、契約医療機関数は約500にのぼる。導入数は、国内ナンバーワンだ(シード・プランニング調べ)。

『CLINICS』は、ウェブを通じて医療機関の予約からビデオチャットでの診察、薬・処方箋の配送までを提供する。患者はスマホやPCで、自宅や会社にいながら診察を受けることができる。支払いは、クレジットカードで可能だ。移動時間や待ち時間が不要になり、多忙なビジネスパーソンでも医師の診療が受けやすくなる。

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