2017年6月号
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地域イノベーターの育て方

日本一、挑戦しやすいまちへ 秘訣は「とことん語り合うこと」

小俣 健三郎(おっちラボ 事務局長)

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多くの若者がIターンする島根県雲南市。そこでは、行政や企業、地域の団体や住民が協力し、人を育て、挑戦を後押しする環境づくりが進められている。NPO法人「おっちラボ」もその一翼を担い、「日本で一番、若者がチャレンジしやすいまち」を目指して、活動を続けている。

雲南市が主催する次世代育成事業「幸雲南塾」。参加者は「マイプラン」を立案し、メンターと並走しながら、その実現に挑戦。100名近い卒塾生が輩出されている

地域活性の先進地として、島根県東部に位置する雲南市に注目が集まっている。出雲市の人口は約4万人。高齢化率は36%を超えており、25年後の日本の高齢化率と同等という過疎地域だ。

この状況を打破するため、雲南市では2011年から若者の定住対策として、次世代育成事業「幸雲南塾」を開始した。この塾では「地域プロデューサー」の育成を目指し、ゲスト講師によるセミナーや合宿を開催。参加者が挑戦したい「マイプラン」の立案と、その実践を支援する。しかし、行政だけで塾生の一人ひとりを継続的に支援するのは限界がある。

そこで2013年に設立されたのが、NPO法人「おっちラボ」だ。代表理事には塾の第1期生で、保健師の矢田明子氏が就任。活動は「幸雲南塾」の運営を主体とし、予算は国の地方創生推進交付金などが活用されている。

現在、他の仕事と兼務しながら6名の職員が在籍。挑戦する若者と行政、地域の企業などを結び付ける「中間支援組織」として、塾生をきめ細やかにサポートしている。

小俣 健三郎(おっちラボ 事務局長)

地域医療の新しいカタチ

地元をよく知るNPOのサポートがあることで、市外や県外から移住した人でも雲南市を舞台に自分の夢を実現しやすい。地域の農産物を使ったカフェの開業、空き家をリノベーションしたシェアオフィス開設など、これまでにさまざまな事業が立ち上がっている。

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