IoTで「頑張らない介護」を実現 頑張る介護は2年が限界

大手企業とも連携し、IoTビジネスの創出を支援するZ-Worksが、介護の変革に力を注いでいる。センサーが要介護者のベッドを見守り、異常を検知したら、自動で通知が行われる。IoTは、介護を変える可能性を秘める。

Z-Workは、ベッド見守りセンサー・人感センサーなどを使って、要介護者の在・不在を検知するシステムを実現。重篤化の予防のほか、徘徊の防止、生活リズムの確認などができる

「介護を頑張ろうとしても、2年が限界。介護者の離職、人手不足が慢性化している中で、介護の負担を軽減し、『頑張らない介護』を実現することは喫緊の課題です」

そう話すのは、Z-Works(ジーワークス)代表の小川誠氏。自身も、寝たきりの祖母を介護した経験を持つ。小川代表は、IoT(モノのインターネット)を用いた見守りシステムによって、介護の現場を変えていこうとしている。

小川 誠(Z-Works 代表取締役共同経営者)

IoTビジネスを手軽にスタート

小川代表は米国シリコンバレーの半導体メーカーに20年ほど勤めた後、2015年にZ-Worksを立ち上げた。もともとIoT向けの半導体を扱っており、そのビジネスに精通していたが、起業した背景には日本市場への問題意識もあった。

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