福島県南会津エリアで、デザイナーから製材業、木工職人など木材利用の川上から川下までが連携して立ち上げた会社、マストロ・ジェッペット。「木のおもちゃ」の製造販売を通した、林業再生とまちづくりに取り組んでいる。

マストロ・ジェッペットの木製玩具「fava」

2016年に発売した、竹・笹を使ったBIOプラスチック食器「PAPPAシリーズ」
国内170店、海外10地域と取引
2010年に設立されたマストロ・ジェッペットは、木製玩具や食器の製造・販売で成長するメーカー。南会津でデザインから製材、加工までを一貫して行っており、商品は国内約170店舗で販売されているほか、海外からも高く評価され、海外10地域まで取引を拡大している。最大の特徴は、木に関わるプロフェッショナルたちが連携し、設立された会社であることだ。
プロジェクトを主導するデザイナーの富永周平氏は、ローマに生まれ、多摩美術大学絵画科を卒業後、Istituto Europeo di Designを経て、イタリアで木製家具のデザインに携わってきた。
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