想いと行動を実践する組織/コープこうべ・新たな生協価値の創造

生協の中で、国内で第三位、世界で第五位の規模を持つ、生活協同組合コープこうべ。国内初のスーパーマーケット型店舗をはじめ、レジ袋の有料化、夕食サポートなど、様々な新規事業が生まれる組織だ。内部の人材発掘の循環の方法を紹介する。

  1. 新規事業開発のポイント
  2. 個人の内側からの強いこだわりと覚悟を重視し、やりたい人がやりきる環境を整える

 

前回は、日本政策投資銀行の新規事業iHubのケースから「粘り強い継続が、コラボレーションを積み重ね、事業を支える外部連携を実現する」という視点が得られた。今回は、生活協同組合コープこうべ執行役員の本木時久さんが取り組む、次代コープこうべづくりにつながる新規事業開発の取り組みを紹介し、同時に「社会価値を組み込んだ新規事業開発」を起こすための要点を見出していく。

次の100年のための新しい生協の創造

生活協同組合コープこうべでは、2012年7月から、“社会課題解決に取り組む事業体のトップランナー”をビジョンに、2021年に迎える100周年の次の100年を築くための「次代コープこうべづくり」の取り組みを推進している。コープこうべは、1921年に賀川豊彦氏の指導によって国内最初の生活協同組合として設立された灘購買組合と神戸消費組合がその前身である。

その後、コープこうべに続いて多くの生活協同組合が国内に設立され、現在では1,097の生協によって2,688の店舗が運営され、組合員数6,032万人、供給(売上)高約3兆円に上る。それらの組合は全て独立した事業体であり、コープこうべは全国の生協の中で国内第三位(世界第五位)の規模を持ち(店舗数約160、供給高約2,400億円、職員数約10,000人)、国内初のスーパーマーケット型店舗、レジ袋の有料化、夕食サポート事業など、様々な革新的事業を生み出してきた。

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