2016年1月号
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プロジェクトニッポン 岩手県

デザインで町の「稼ぐ力」を育む 地域づくりデザインプロジェクト

細井 洋行(西和賀町長)

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奥羽山脈に囲まれた豪雪地帯、岩手県西和賀町で、町の未来に向けた「地域づくりデザインプロジェクト」が始まった。地域内外のプレイヤーが連携し、西和賀町の潜在力を大きく引き出しつつある。

西和賀町は豪雪地帯であり、冬には積雪に見舞われる

「地方創生 地域づくりデザインプロジェクト」。全国で初となるプロジェクトが、岩手県西和賀町で進められている。国の地方創生先行型交付金を活用した西和賀町の事業であり、2015年6月にスタートした。

西和賀町の事業者と県内在住のデザイナー、地元の金融機関である北上信用金庫が連携。地域資源を活用した魅力ある商品・サービスをつくり、情報発信、人材育成などを進めていく。

ミーティングの後、デザイナーは担当する事業者と個別に打ち合わせ。試行錯誤を経ながら、事業者自身がコンセプトを明確にしていく

従来、多くの地域が抱える課題として、自治体と地元企業だけでは、資金調達やデザインを含む、全国を視野に入れたビジネス展開の知見が不足していることがあった。今回、プロジェクトの実施にあたっては、信用金庫のセントラルバンク「信金中央金庫」、県内企業の商品開発を支援する「岩手県工業技術センター」、グッドデザイン賞を主催する「日本デザイン振興会」が一体となってサポート。「つくる」から「売る」までをトータルで支援し、地域の「稼ぐ力」を育てる計画だ。

プロジェクトの背景について、西和賀町町長・細井洋行氏はこう話す。

「西和賀町は県内で最も若年女性の人口減少率が高く、データ上では厳しい将来が見えています。そうした状況に立ち向かうことは、町の大きな使命。解決策を考えた時、地域に経済力がないと、町に定着する人も増えていきません。そこで、西和賀町の素晴らしい素材を付加価値の高い『商品』として発信し、若い世代がこの町で生活していく糧を生み出していく。そのチャンスを、つくりあげていきます」

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