2015年4月号
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プロジェクトニッポン 長野県

海のない県で水産業が成長? 信州サーモン

山本 聡(長野県 水産試験場増殖部部長)

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2004年に長野県水産試験場が開発した信州サーモンは、8年で出荷量が約10倍になるなど県内で人気食材へと成長した。海のない長野県で盛り上がりを見せている養殖水産業に迫る。

肉厚で栄養価の高い信州サーモンは長野県を代表する食材に成長した

日本アルプスをはじめ県内に大規模な山岳地帯のある長野は、山間を流れる清流の美しさも大きな特徴の一つ。もともと淡水魚のニジマスの養殖が盛んで、全国の小売店では20cmほどの塩焼サイズが一般的に販売されていた。しかし1980年代ごろから出荷量は次第に減少していく。

山本聡 長野県水産試験場増殖部部長

「生活スタイルの変化で、骨付きの魚自体が敬遠されるようになったのでしょう。単価もどんどん下がっていきました」と長野県水産試験場増殖部長山本聡氏は話す。「かと言って、魚を食べないかというとそうではない。アンケートによれば、好きなメニューに寿司や刺し身が上位にあがります。つまり生食用の切り身にはニーズがあったのです。そこで刺身に適した大きな魚の開発に着手しました」

長野県水産試験場内の飼育池で作業をする職員たち

不発だった改良ニジマス
10年かけてサーモンを開発

ニジマスは60〜70cmまでに成長するが、産卵期には卵に栄養を使われ身は美味しくない。なかには死んでしまうものもある。

残り76%

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